Saturday 2 January 2010

オンデマンド・デジタル時代の先端を走るBBC

イギリスは日本の一足先にデジタル化が進み、スコットランドではすでに完全デジタル化、イングランドも近年完全デジタル化となる。勿論、切り替えは数年がかりでじょじょに進められ、老人や貧困家庭が取り残されないような努力がされている。

BBCはその中でもその最先端を走っており、全てのラジオ番組がインターネットを通して聞く事ができる。テレビ番組もiplayer(アイプレイヤー)というウェブサイトを通してオンデマンドで視聴することが出来る。 ニュースチャンネルは随分前からライブストリーミングにより、ネットで時差無く見る事ができ、ロンドンに住んでいる時は、よく利用していた。 オンデマンドの良いところは、見たい番組のみを、自分の好きなときに見られる事。 ipodなどにダンロードして通勤中に利用する人も多い。

ラジオはライセンスが不要な為、世界中何処でもネットを通して聞けるのだが、テレビ番組はIPアドレスにより制御されている。しかし多くのイギリス人が外国に住む今、VPN(ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク)を使用して、イギリス国外からでもインターネットを通してイギリスのテレビ番組を楽しむ事が出来るようになっているようだ。(厳密には違法) 最近は、オンデマンドのみならず、BBCのほぼ全てのチャンネルを時差無く視聴できるようになっている。 ヨーロッパ大陸在住ならともかく、オーストラリアのように時差のあるところに住んでいる人は、時間帯が合わず、結局ダウンロードする事になるのだろうが、それにしても、BBCはものすごい勢いでテレビ文化を変えている事がわかる。 ブラウン首相も世界一の高速インターネットラインをイギリスに構築するという目標を掲げており、国営のBBCの動きがそれを象徴するものだと言える。

日本もいよいよデジタル化に大きく一歩乗り出したようだが、NHKを中心に政府の大きなバックアップがあれば、デジタル化も早いだろうと思う。 携帯電話など、多くの技術開発で独自の進化を進める日本が今後どのようなデジタル化を迎えるのか楽しみである。

1 comment:

noel said...

こんにちは。09年7月のMind your languageを見てました。
僕は韓国に6年住んでいましたが、韓国もほとんどオンデマンドやライブでパソコンでテレビ見れるんですよ。イギリスもそうなんですね。そこに行くと日本は遅いなあ、って思いますよね。