Tuesday 24 November 2009

日本食の副作用

日本に到着してから美味しいご飯と納豆三昧で満足している。 日本食には大きな副作用があるという事を思い出した。それは便秘。 今思うと、若い頃(汚い話だが)1週間に1回くらいしか出なかった。おまけに、つまり過ぎて出血までしてしまった記憶も。 それが、イギリスへ移住後その問題が一気に解決。逆に最初の頃はゆるくなりすぎたくらい。

何が大きく違うのだろうと考えると、一番に思いつくのは、水。 日本は軟水、イギリス(ロンドン地域)は硬水だ。 硬水はお腹がゆるくなりやすいという話を聞いた事がある。 次に思いつくのはパンの種類。 パンが主食のヨーロッパには色々な種類のパンがあるが、日本のように殆どが精製されたふわふわの白パンだけでは無く、半分くらい精製されたもの、かなり茶色でぼそぼそしたパン、等々がある。 私達は普段半分くらい精製されたパンを食べていた。 お米も玄米にすればお通じが良くなるのだろうか?最後に極めつけはシリアル系の種類の多さ。 簡単に多くの繊維を取るにはこれが一番。 私はよくスイスミューズリーというタイプを食べていたが、それ以外にも繊維たっぷりシリアルは豊富である。。

日本に到着後、あんなにお通じの良かったウディーでさえ、出が悪くなった。 一方私は、ある日ウサギの糞のようなものが出てきてビックリ。 ヨーグルトやヤクルト系のものは毎日飲んでいたのだが、繊維質が足りないようだ。 慌てた私達はスーパーでシリアルを探す。 種類が少ないし何故かお砂糖のたっぷり掛かったお菓子のようなものが多い。 ミューズリーは売ってなかったが、グラノラが在ったのでそれを購入。その後オール・ブラン・シリアルを発見、それも購入した。

結果は的中。 以降、毎日好調である。

Monday 23 November 2009

あっという間に一ヶ月

札幌に到着してから一ヶ月が経った。その間に秋の紅葉から冬の雪へと変化している。未だ札幌市内は積もっては居ないが、週末からいよいよメジャーのスキーリゾートはオープンし始めた。

この一ヶ月、仕事が毎日在るわけでもないのに、何故か忙しい。 各種手続き(住民登録などなど)。外国人登録、配偶者ビザの申請、ビザが下りてからの健康保険、国民年金加入等の手続き、就職活動、その間、来月に迫った愛玩動物仕様管理士2級の勉強。ウディー犬が長時間お留守番が出来ないので、外出時間に制限が出て、手続きや買い物を一気に済ませることが出来ないのも、時間が掛かる原因のひとつだろう。

先日、ウェブカメラを録画状態で外出した。2時間と3時間の2回。 どうやら吠えては居ないようだが、私達の外出中落ち着かなく家中を歩き回り、鼻を鳴らしているようだ。 逆に仕事が見つかって一日のルーティーンが確立した方が、ウディー犬は落ち着くのだろうか?

先週ビザが下りてから、漸くウディーの就職活動も始まった。 取りあえず一件、12月に講師の休暇補助として21日の午後4時間のみだが、英語クラブと呼ばれるところで教える事が決まった。

ウェブサイトを色々みていると、小学校の英語教育スタートの影響で、各英会話スクールも幼児、小学生の英語教育に力を入れようとしているところが多い。 昨日も一件、もしかしたら来年くらいにスクールを拡大するかもしれないという話があった。 面白いのは、その学校によって、媒介語を一切使わない方針の学校と、日本語が使えないと駄目という場所がある。 私もウディーも語学は媒介後を一切使わないで教えるという教育を受けたので、どうも媒介後が使えないと駄目という学校には抵抗がある。 まぁ、日本はロンドンと違い、生徒が日本人ばかりなので、媒介後=日本語を好む生徒さんも出てくるのかもしれないが。。。

ただ、ある人と先週話したら、先生が日本語を話せると思うと、日本語を話してしまうからあまり勉強にならないと言っていた。 私自身もそういう経験があるので、理解できる。 日本語が通じる人にわざわざ下手な英語でコミュニケーションをしようとう意欲は失せるものだ。

日本に長く住む外国人の発音が変化しているのも興味深い。 日本人に聞きやすいようにと、自然と平坦な発音になってしまったのだろうか? でも、そんな外国人と話せるようになった日本人がロンドンあたりに行って、コックニーやインド人、北イングランド人、アイルランド人、スコットランド人等々の英語を聞いたらビックリするだろう。BBCで聞くような英語を話している人なんでごく数パーセントと言われている。 私もそうだった。これは英語だろうか?と疑いたくなるほど人によってアクセントが違うのだ。 いまだに元上司(ニューカッスル近郊の出身)の英語は理解し難くて、何度も聞き返す事があったくらい。

ともあれ、一ヶ月経っやっと就職活動に集中できるようになった気がする。 それと、先日ウェブサイトで札幌の人は冬でも自転車に乗ると書いてあった。 それようのタイヤがあるのと、空気を少し抜くらしい。 自転車買おうかな?

Thursday 5 November 2009

到着。。。

3週間半のいそうろう後、ようやく新しい我が家へ到着した。家具・電化製品がまったく何もないフラットなので、全て一から購入しなければならない。 両親や親戚の多大なる助けにより、到着二日目にして、何とか生活できそうな状態になった。

一番辛いのはネットがつながっていない事。特に分からない事が多い今、ネットでちょっと調べたい事は山のようにあるのに、もどかしい。 ということで今日、無線LANがつながっているカフェへ行ったのだが、結局つながるのに1時間も掛かってしまった。何ともシステムが複雑で私は頭を痛めてしまった。 便利なようで不便な日本。 内側に居る人にはとても心地よく、外から来る人にはとても難しい。 日本語が出来る私がこんなに苦労するのだから、出来ない人は大変だろうと思う。

日本語が出来る。。。とは書いたが、実は私の日本語が伝わらない事も多々ある。 日本語化した外来語だと思いロンドンでは普通に日本語と混ぜて使っていた言葉が結構通じなかったりする。 例えば、カフェで「アカウントをセットアップした人しか使えないのですか?」と聞いたら、お店の人が「????」となってしまった。 私が逆になぜ理解してもらえないのか分からず、大きな声で2回も程繰り返してしまった。 「アカウントの意味が分からないのですが。。。」と言われ、初めて我に気づく。慌てて「口座を開設した人しか使えないのですか?」と言い直すと、そのお姉さんは漸く説明をしてくれた。

ロンドンで日本人同士使っていた言葉は、日本語だと思いきや、実は日本語ではなかったという事に、改めて気づかされる今日この頃だ。 言葉は海を挟むと、その変化も別の道をたどって行くようだ。