Wednesday 23 December 2009

雪国生活スタート

週末にどっさり雪が降り、いよいよ雪国生活が始まった。今年はホワイトクリスマスが経験できないのではないかとちょっと心配したが、ジャスト・イン・タイムである。 雪が降り始めると近所の人たちは機械的に雪かきを始める。体に組み込まれたプログラムの様に、自動的にその作業が始まるのである。 私達はアパート暮らし、おまけに車も無いので、ラッキーな事にそんな雪かき作業からは免除されている。

話は変わって、先週灯油ストーブを購入した。 灯油がガス代に比べて断然安いというのと、どうもガスファンヒーターの風が落ち着かなかったのだ。 私達が購入した灯油ストーブは持ち運びに便利なコンパクトサイズで、10畳用。 一週間で18リットルのポリ缶(1300円弱)を一つ使ったとして、4週間で5200円の計算。 先週一ヶ月のガス代が1万7千円弱だったので、どんなに少なく見積もっても1ヶ月7~6千円は節約できる計算だ。 灯油ストーブは風が吹き出すことも無く、もわーっと部屋全体を暖め、暖かさもこちらの方が断然上だ。 ガス代に比べ、一方、電気代はめちゃくちゃ安い。一ヶ月3千円もしなかった。この違いは何だ?と思うくらい。

冬の服装も苦労する点がある。何故かと言うと、外は寒いのに室内が異常に暑いからだ。 仕事場へ着込んで行くと、ゆで上がりそうになる。 以前短期で働いていた場所では、半そでで仕事をしている人も居たくらい。 おまけに、午後になると暑すぎて窓を開ける人まで出てくる始末。 私は慌てて閉まってあった薄手の服を引っ張り出すことになった。 ロンドンで冬着ていた服装よりも薄着だ。 なんともエコな北海道である(笑)。

土曜日はウディーの英会話学校のクリスマスパーティーで、私も御呼ばれした。 勿論子供ばっかりで、小さい子供が得意でない私は最初ちょっぴり緊張だったが、何とか切り抜けた。 子供対象のパーティーなのでアルコール無しだったが、チョコレートフォンデュとパウンドケーキが出された。 紙粘土でクリスマスツリーの飾りを作り、その後、風船を足に付けて割りあうゲーム、プレゼント交換とうアクティビティー目白押しの2時間である。 ほとんどの子供達は粘土に夢中だったが、唯一男の子だった兄弟は粘土遊びよりもウディーを相手にかくれんぼや走り回るのに夢中だった。 弟の方は来年小学校一年生なので、甥っ子のフランキーよりも1~2歳年が上だが、体の大きさはフランキーの方が大きい気がする。 やはりイギリス人の子供は日本人と比べて平均身長が高いのだろう。

ところで、そこの英会話学校のオーナーの先生は私の英語力に驚いたようだ。 冗談でだろうが、私の事を雇いたいとウディーに言ったらしい。 しかしながら、子供を教えるのはかなりしんどそうだ。 言う事を聞かなかったり、授業中に全然違う事をし始めたりする生徒が居るらしい。 その学校で雇われている日本人の先生はとてもやさしく、授業中はいつも子供達がギャーギャーと賑やからしい。 ただ、子供は犬のと同じように扱ってれば間違えないという話は立証された。 そのクリスマスパーティーで準備しておいた風船を影で割り始めようとする悪がき兄弟2人に「Oi! Leave it, leave the baloons alone!!」とウディー犬を扱うのとまったく同じ調子で怒鳴ったら、直ぐに言う事を聞いた(笑)。  もしかしたら、そんな私の様子をオーナー先生は見ていたのかもしれない。

パーティーで、その彼女は「最近の子供は想像力が無い」と嘆いていた。 一つには親が過保護に手伝いすぎるのと、テレビゲームをする事が多く、自分で想像力を膨らまして遊ぶ遊びをした事が無いというのも理由だろう。 確かに、粘土以外の素材を与えられて、これで、飾りを作ってごらんと言われると、ある女の子は本当にどうしたらよいか分からない様子で、「どうしよう」と私に聞いてくる始末。 オーナー先生は「私は意地悪だから、そういう子には”どうしたらいいと思う?自分で考えなさい”と突き放すのよ」と言っていた。 自分で考える事の出来ない現在の子供達。将来日本はどうなるのだろうか? まぁ、イギリスのようにギャング行為による暴力で悩む国よりは救われた悩みだが。。。。

ウディーは悪がき兄弟のお母さん(パーティーにも参加していた)からとても評判が良いらしい。 まぁ確かにあれだけ懐いていれば、そう思うよね。

No comments: