Monday 13 July 2009

メリッサ・ウェアハム(Melissa Wareham)

先週BBCのラジオでバタシードッグホームで働いているメリッサ・ウェアハムさんのインタビューを放送した。彼女は15年バタシーで保護活動を続けており、”Rescue me my life with the Battersea Dogs”という本を出版している。

melissa

彼女の経験談の中に、ロスコという雑種犬の面白い話があった。 ロスコは他界した飼い主の遺体をガードしているところを警察官に発見されたが、ガードの激しいロスコに手を焼いた警察官はバタシーのスタッフを呼ぶ。当時働き始めたばかりのメリッサは、経験豊富な同僚がやさしくロスコを説得し、無事保護するところを目撃する。しかしロスコ、リードをつけた後も遺体のそばを離れたがらない。困ったその同僚がふと近くにあったトリルビー帽に気づく。 彼女がその帽子をかぶって、「ロスコ、お散歩に行こう!(Roscoe, let’s go for walkies!)」と言った瞬間、尻尾をぶんぶん振って喜んで家の外へ出たそうだ。

その後、ロスコは無事ホームでのリハビリを終え、里親探しの際には「ロスコの飼い主になる者はこのトリルビー帽をかぶるべし」という条件が付けられた。里親へ名乗り出た男性は、喜んでその条件を受け、ロスコはそのトリルビー帽をかぶった男性(・・というよりは帽子?)を嬉しそうに眺めながら一緒にホームを去って行ったそうだ。

この話以外にも、分かれた犬と再開をした飼い主の話や、スタフォードシャー・ブル・テリアがイギリスで人気のあまり、この犬種の捨て犬が多いなどの話題があがっている。

BBC Woman’s Hourのインタビューはこちらで。再生にはReal Playerが必要です。

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